こんなピンポイントな話題を記事にするのもどうかと思ったけど、まあ備忘録だから。
九工大って九州工業大学のことね。
Raspberry Piと題してはいるけど、Unix系OS全般でGUIから設定が上手く行かないときの最終手段としてよく使います。
やってることは至極単純で、ネットワークの設定を直接設定ファイルに書き込んでいるだけ。
GUI から設定は勿論出来るけど、個人的に Raspberry Pi で X を立ち上げることはあまりないし、立ち上げたところでまともじゃねえ状態だったりすることがあるので、この方法が一番手っ取り早いでしょう。
暗号化方式が WPA2-EAP なので、
WPA Supplicant が必須です。
基本的に標準で入っているとは思いますが、バージョンの関係で上手く行かない事があるため、面倒が嫌いな人は一度有線なり自前の wifi なりでアップデートをかけておくとよいでしょう。
Raspbian なら
sudo apt-get update && sudo apt-get upgrade あたりで十分でしょう。これでも変ならOpenSSL辺りを疑ってみるように。
トラブルシューティングには
/var/log/syslog なんかを眺めると捗る。
USB 無線 LAN アダプタを持っていることは前提です。千円程度なので買いましょう。
Raspbery Pi 3は標準搭載らしいっすね。俺も欲しいわ。
まずは https://repository.secomtrust.net/SC-Root2/
から
SCRoot2ca.cer をダウンロード。
適当にホームディレクトリにでも置いておけばいいんじゃないかな。
編集するファイルは
/etc/network/interfaces
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
の2ファイル。二番目の方は十中八九存在しないので新規作成になるでしょう。
書き込む内容は以下の通り。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 |
auto lo iface lo inet loopback iface eth0 inet dhcp allow-hotplug wlan0 iface wlan0 inet dhcp wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf iface default inet dhcp |
デバイス名は適当に確認して自分の環境に合わせて書き換えて下さい。
ifconfig とか iwconfig とかで確認すればいいんじゃないかね。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 |
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 network={ ssid="KIT-IB" scan_ssid=1 key_mgmt=WPA-EAP eap=PEAP identity="ID_hoge" password="PASS_hoge" ca_cert="~/SCRoot2ca.cer" phase1="peaplabel=0" phase2="auth=MSCHAPV2" } |
identity やら password は適当に以下略。
ca_cert のパスも自分がダウンロードしてきた
SCRoot2ca.cer の場所を指定するように。
(というかこんなことも分からんような人が Raspberry Pi に手を出そうとは思わないだろうけどさ)
面倒なのでパスワードは直書きです。
クソみてぇなセキュリティ意識の低さ。
セキュリティ意識がまともな皆さんは以下を参考にするといいでしょう。
http://www.myu.ac.jp/~xkozima/lab/raspTutorial1.html
以上。
それでも繋がらなかった人は近くのスーパーハカーに聞くか、工房のCIR-KITを訪ねましょう(暇なら対応出来ると思います)。
最近の学内systemの変更により,少なくともUbuntu KineticにおいてSCRoot証明書無しで認証するようになりました.
Ubuntu16.04 64bit と Ubunutu MATE armv71(raspi上) にて確認しました.
情報ありがとうございます